取組み内容

製造業、農林水産業、観光業、その他サービス業など地域産業の実態と課題を分析し、産業と地域がともに持続的に発展するための課題と方向性について研究しています。とくに、地方創生の担い手確保、地域産品のグローバル市場へのアプローチなど、地域に密着した産業振興を教育および研究の焦点としています。

具体的な取組は、①基礎学習、②SDGs小論文の作成、③観光まちづくり研究、です。

①基礎学習では、CSR(企業の社会的責任)経営者フォーラムなどが主催するCSR検定3級の学習を通じて、SDGsの基礎知識を獲得します。現在では、先輩が講義動画を作成し、後輩がそれに沿って学習を行うなど、オンラインに対応した学習態勢を構築しています。

②SDGs小論文の作成では、教育・産業・雇用を主軸とした研究テーマを設定し、住友理工主催SDGs学生小論文アワードに応募した小論文が優秀賞を受賞しました。

③観光まちづくり研究では、フィールドワークをもとにSDGsに貢献する具体的な観光プランをJTBなどが運営する大学生観光まちづくりコンテストにチャレンジし、移住や地方創生の担い手確保をテーマとしたプランで2年連続受賞となりました。

SDGsをテーマとした「第5回 住友理工学生小論文アワード」優秀賞受賞。受賞論文では、「人生100年時代」における「生涯現役」と「地方創生」の実現のための大企業の組織イノベーションのあり方について考察した。
学生自身で作成したSDGs基礎学習のためのオンライン教材。先輩が作成し、後輩がそれを参照しながら学習するというスタイルを採用している。
2020年夏、コロナ禍において実施した福井県へのオンライン合宿の様子。自治体としてSDGsに積極的に取り組む鯖江市の政策について学ぶ。