取組み内容

SDGsの掲げる目標の一つとして「貧困をなくそう」があります。貧困は個人または家族が生活に必要な生活資源が不足している状態を指しますが、それは人びとの生存が危ぶまれる状態(絶対的貧困)から社会的文化的生活が営めない状態(相対的貧困)まであります。私たちは、飢餓に苦しむ人たちや、貧困や社会的排除によって、さまざまな社会的機会やつながりを失っている人たちに目を向け、それら事態を解決するにはどのような考えや取り組みをおこなったらよいのでしょうか。

そこで、公共政策の一つである社会福祉の観点から、貧困や社会的排除をどのようにとらえ制度的取り組みや活動を行なったらよいのかについて、授業(教育)や研究・社会的活動を通して深めていく必要があります。

授業では、貧困の概念・態様、貧困対策の歴史、法制度、支援方法、体制、支援の実際についてお話しています。研究や社会的活動においては、社会問題化している子どもの貧困、若者と雇用、ワーキングプア、ホームレス、社会的孤立、DVなどの実態やその対応策である生活保護制度・低所得者対策や民間活動についての検討などを行っています。