取組み内容

不思議なタイトルと思われたこととおもいます。「あなた」の部分には「自分でない他人」や「自然」が当てはまります。

ぼくたちを取り巻く環境は厳しいといえるでしょう。感染症、地震、台風、気候危機、山火事、紛争、排他的差別の横行など、さまざまな天災や人災があります。これらの困難な問題をどのように解決すればよいのでしょうか。一瞬で解決する特効薬はないです。あったらもう解決しています。しかし誰にでもできることはあります。相手の目で世界を見てみることです。例えば、自分がやられて嫌なことは相手にはできません。相手、すなわち自分からみて「あなた」の目でみてみるのです。

相手が自然の場合はどうしましょう。自然はこちらの好き嫌いとは無関係に振る舞います。それでも自然はどうしたいのかを考えます。よく観察して相手の次なる一手を想像します。なぜ勉強するのでしょうか。それはその想像と現実をなるべく近づけるため,想像の精度を高めるためです。こうした姿勢がものごとを数理的に考えることになります。

講演や実験教室など各種イベントは、楽しみながら、あなたの目でみる数理をはぐくむ気持ちで取り組んでいます。一緒に遊んでみませんか。

「実験数学」を楽しんでいる学生!
容器を工夫すれば、「浮沈子」を浮かすことも沈めることもコントロールできます。
バラバラに時を刻んでいるメトロノームもいつしか「同期」して、みんな揃ってしまいます。
声でろうそくの火を潰して消せます。炎に直接息を吹きかけていません。マジックではないです。なぜそうなるのか未解決問題です。