取組み内容
運動は栄養、休養とともに健康づくりの3大要素です。運動は免疫機能にも影響しますが、運動すればコロナウイルスに感染しないようになるのでしょうか。人間の免疫機能はさまざまな影響を受けています。ストレスは免疫を弱くする一方、運動にはプラスの効果があります。しかし、運動すればするほど免疫が強くなるかといえば、そうではありません。スポーツ選手の合宿のように激しい運動を長期間繰り返すと、身体はバテてしまい、免疫の主役である白血球も弱くなってしまうのです。まだ、コロナウイルスのような特定の病原に対する運動の効果についてはエビデンスはありませんが、適度な運動によって白血球の新陳代謝(古い細胞と新しい細胞の入れ替わり)をよくすることは免疫を適正化する力になります。また、運動後にもたらされる爽快感はステイホームの閉塞感を緩和してくれることにもなるでしょう。ステイホームによって身体活動量が下がってしまった人が多く見られますが、反対にジョギングやウォーキングを積極的に行うようになった人もいます。季候の良い時期には、感染防御に気をつけながら、外に出て身体を動かすことをしてみるのはいかがでしょうか。