取組み内容
研究活動を通じた取り組み:
従業員の健康は人的資本の重要な構成要素の1つである。日本が人口の高齢化に直面している中、労働人口が減少しつつあり、健康な労働人材の確保は企業の持続的な発展を実現するために重要な課題である。また、ESG投資の拡大と共に、SDGsを行動指針としているかによって企業が選別される動きが広がり、従業員の健康、多様性、人権なども企業を評価するポイントとなっている。現在、企業の自発的な健康経営について、スウェーデンのカロリンスカ医科大学の研究者と一緒に、両国の比較研究を計画している。また人的資本と組織資本の評価と開示について、持続的価値創出の視点から研究を行っている。
ゼミやその他授業での取り組み:
商学部の総合講座において、なぜ従業員の健康経営はSDGsの目標を実現するための重要な手段の1つとなっているか、健康経営の取り組み上重要な点、健康経営の可視化と情報開示の必要性を授業の中で解説している。また、ゼミ活動の中で、持続的発展のための中長期的な視点の投資理論や、財務情報とESGなどの非財務情報を利用したポートフォリオの構築とレポートの作成に取り組んでいる。