取組み内容

融合共創プロジェクトは、現象数理・ライフサイエンス融合教育プログラムに関連した大学院共通科目です。異なる研究科に属する大学院生の交流を通して「異分野融合の足掛かり」を構築することを目標にしています。グループワークによって各自の専門を融合することで、どのような社会課題(災害や食糧問題、気候変動に対する対策など)に貢献できるのかを議論します。大学院課程では、自分の興味に沿った、もしくは与えられた研究テーマに取り組むことが多いですが、SDGsという視点を加えることにより、自分の研究の社会的位置づけを意識してもらえるように工夫しました。実は、自分の研究がSDGsの17のピースのいずれに当てはまるかを伝えるのは簡単ではありません。研究者の卵である修士課程の段階から、少しでも自分の研究の意義を社会に向けて伝える、という視点を持ってもらえればと思っています。2020年度が初めての取り組みでしたが、4日間のオンライン集中ディスカッションの中で、受講生達が自分たちの研究が社会課題の中でどのような位置付けにあるのか、またどのような可能性があるのかを自覚することができました。

融合共創研究とは
異分野融合の例
2020年度融合共創プロジェクトの様子(Zoomによるオンライン開催)