取組み内容
近年,気候変動対策として,世界各国で脱炭素を実現するための環境にやさしい未来都市である「スマートシティ」の実現プロジェクトが進んでいます。
特に,我が国では,次世代社会Society5.0の実現に向けて,AI,IoTなどの新技術を活用したスマートシティを街づくりに利用しようとしています。一方,AIでは,ChatGPT等の生成系AIが脚光をあびていますが,多くの計算時間を要し,今後,データセンターのエネルギー消費が莫大に増加することも懸念されています。従って,スマートシティ実現では,計算量を増やすことなく,良質な結果を得られるGreen AIの利用が求められます。
福山研究室では,この様な背景からスマートシティの実現に向けてGreen AIを用いた以下の様な研究をすると共に,学生が国内外の学会で発表しています。
①スマートシティ全体のエネルギー消費とCO2排出量を削減するためのエネルギー設備運用方法最適化
②ビル・工場のCO2排出量及びエネルギー消費を削減するためのエネルギー設備運用最適化,エネルギーコスト削減も考慮した工場の生産計画最適化
③自販機への配送回数を減らす自販機コラム最適化
④ガスタービン,水力発電設備,冷凍冷蔵ショーケース等の異常検知と検知結果の説明 他