取組み内容
生物多様性を保全するため多摩川の河原の絶滅危惧種カワラノギクや干潟の絶滅危惧種ウラギクを研究してきました。絶滅危惧種の研究は卒業研究のテーマとしてはむずかしいのですが、カワラバッタやトウキョウサンショウウオの研究をしています。ふつうに見られる種が生態系の骨格をつくっていると考えられるので、生田キャンパスの近くのみた・まちもり寺子屋と協働して、バットディテクターを使用したアブラコウモリの分布調査や風散布種子を人工芝で捕捉するMVC法による種子散布調査を隣の三田小学校の児童といっしょに行ってきました。この成果は市民が科学にかかわるという「市民科学」の試みとして発表してきました。毎年見られた場所に、いつもと同じ時刻に観察してもアブラコウモリが見られないという興味深い結果が得られました。