取組み内容

持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)の17のゴール、169のターゲットは多くの人事労務管理上の課題で構成されています。ここには、労働条件、生産性向上、能力開発・訓練、ジェンダー格差の解消と男女の平等、雇用創出、若者や障害者を含む全ての男性及び女性の完全で生産的な雇用及び働き甲斐のある人間らしい仕事、同一労働同一賃金の達成、若者に対する就労と職業訓練支援、不安定な雇用状態にある労働者を含む全ての労働者の権利の保護と安全・安心な労働環境の促進、機会均等と成果の不平等の是正、平等の拡大といった項目が並んでいます。
これらは、これまでアメリカを中心に調査・研究に関わってきた、企業経営、労働組合、地域組織、NPOなどが行う、労働と生活の接点をつなぐことで、社会正義を実現するための試みと一致しています。講義、ゼミの場でもこれらを視野に入れながら、SDGsを身近なものと感じられるように取り組んでいます。

アメリカ、ミシガン州の職業訓練センター。訓練を通じたキャリア向上と生活できる賃金を達成するための地域連携のイメージイラスト。
アメリカ、クリーブランド市。「ジョブズ・ウィズ・ジャスティス」。働くこととその対価に公正さを求める子供たちの絵。
最低賃金引き上げをけん引するロスアンジェルス市政府の看板
住民参加のための学校「ミッドウェスト・アカデミー」
アメリカ最大の寄付金財団「United Way」