取組み内容
明治大学専門職大学院(法科大学院)ジェンダー法センターは、法学における最先端科目を扱う同大学院の専門法曹養成機関4センターのうちの一つとして設置されており、ジェンダー法に関する研究や教育を進め、発信しています。ジェンダー法学は、ジェンダー(文化的・社会的性差)の視点から法学や司法の中のジェンダー・バイアス(性に由来する偏見・固定観念)を批判的に分析し、再構築する新しい学際的学問です。
各国の法制度や国際レベルに照らし、ジェンダー平等や女性等のエンパワーメントの達成を目指すジェンダー法を研究する本センターの取組みほど、SDGsの考えに適合するものはないでしょう。
まず、「5.ジェンダー平等を実現しよう」に貢献します。また、関係の深いSDGsを追加的にあげれば、「1.貧困をなくそう」、「3.全ての人に健康と福祉を」、「4.質の高い教育をみんなに」、「8.働きがいも経済成長も」、「9.産業技術革新の基盤をつくろう」、「10.人や国の不平等をなくそう」、「16.平和と公正を全ての人に」、「17.グローバルパ―トナーシップで目標を達成しよう」に貢献します。
本センターの主な取り組みは以下のとおりです。
研究:多様な本センターの研究員を中心に、研究を行っています。また、若手研究者を中心に年2回判例研究会を開催し、ジェンダー法における最新研究につとめています。
教育:法科大学院の授業である「ジェンダーと法Ⅰ・Ⅱ」において、本センターが協力し、本学学部生、大学院生、修了生等にも授業を公開する、公開講義を実施しています。
公開講義では、ジェンダー法の最前線の分野で活躍する弁護士や研究者が講師となり、医学部入試女子差別事件や、LGBTQ問題などの最先端の事柄について授業を展開しています。他学部・他研究科の学生の参加も多く、社会に向けての多様な議論の展開によるジェンダー法の理解促進を目指しています。
社会貢献:これらの研究・教育の成果について、2020年度より『明治大学ジェンダー法センター年報』を発行し、年度ごとの活動報告や論文等につき明治大学図書館リポジトリで検索できるようにしています。
センター全体の活動の詳細については、下記の明治大学専門職大学院専門法曹養成機関 ジェンダー法センターのサイトをご覧ください。
https://www.meiji.ac.jp/laws/centers/index.html