取組み内容
末永啓一郎研究会では、開発経済学という途上国における経済開発手段の検討、分析を行う学問を専門としています。ゼミでは、毎年ゼミ生自らが研究したい途上国をピックアップし、その国の経済的な諸問題について研究に取り組みます。
今年は「ベトナムの再生可能エネルギー普及と経済効果」「関税政策によるFDIと国内製造業への技術スピルオーバーの関係性」という2つのテーマを研究し、具体的な政策の提案を目標に論文執筆を行っています。さらに今年の夏季休業期間には実際にベトナムで調査を行いました。
今回のフィールドワークでは複数の企業へインタビューを行い、ベトナムの再生可能エネルギー部門における知見や、FDI企業がどのように技術を地場企業に波及させているか、また現地企業が抱える課題や要望の聞き取りを行いました。実際に現地にて働く方々から、ベトナム特有の問題について、貴重な意見を聞くことができました。
インタビュー内容を活かした、ベトナムの持続可能な経済成長を支援するための具体的な施策となることを目指し、研究に取り組んでいきます。